REACTION

REACTION TST ティップステアリングシステム装備
すべてのパイロットへ信頼の翼を!


中国での世界選手権ではDUDEKグライダーが体制を占めていたました、
過酷なサーマルと山地での乱気流を多くのパイロットは知っていたのです。
そのコンディションの中をハイスピード飛行するためにDUDEKは選ばれたのです。
安心して高速飛行が可能なReActionは世界の翼として認められたのです。


もうサーマルを必要以上に恐れる事はありません、
世界に認められた安全性の高い翼を手に入れたのだから。

3年前にActionをスタートしてから、
多くのパイロットの経験をフィードバックして完成したのがReActionです。
リアクションはアクションの技術をベースにしています、
それはリフレックスウイングの安定性で、
迎い角が浅くなった場合に自動的に回復する性能で、
常にニュートラルポジションに安定するように作用して、
高速飛行をとても安心して楽しむ事ができます。
自立安定の強いリフレックスウイングが安全な高速飛行できるグライダーを生んだのです。

もちろん簡単なライズアップと低速飛行も両立して、
リッジソアリングからサーマルソアリング、もちろん安定したPPGフライトまで、
多くの皆さんに楽しく飛んでいただける翼となりました。
 




ReAction TST
リアクションに高速飛行の新たなコントロールシステムが装備されました。
これにより高速飛行時のコントロールが楽に行える、
さらなる進化をしたReAction TSTをお楽しみください。

ReACTION ビッグロゴはオプションです。




ReAction M フライトイプレッション
by Ryoya I.

構造と品質管理

キャノピーは大き目のエアインテークと部分的に
クローズされたリーディングエッジで安全性と高性能を両立している。

構造はスパン方向にテーピングして、リブは斜めリブを配置して翼の剛性を強化している。
製造はポーランドのデューデック社、
多くのグライダー生産で培った技術で品質管理されている。
 


パラバッグにはクイックバッグも内蔵されていたり、細部まで細やかな気配りを感じる。



ライズアップはACTIONの癖であったキャノピーの上がりにくさが無くなり、
無風時でもテイクオフしやすくなっている。
キャノピーが上がったら自立安定の強い滑空が始まるのでコントロールラブルな
離陸が可能となり推力を増すだけで、自動的に離陸するような感覚だ。



反転トルクとジャイロ効果

離陸したらフルパワーで上昇してみる、キャノピーはエンジン推力に負けないで付いて来る、
旋回は左右を気にする事無くおこなえて、とても安心感がある。
この性能がPPGにとって重要な事で、
反転トルクやジャイロ効果に負けて失速したり上昇中に片方にしか旋回できない
キャノピーではエンジン推力を十分に使えない事になってしまうし、とても危険だ。
山飛び用に設計されたグライダーをトリルライザーに交換しただけで、
PPG用と称して販売している物は注意が必要だ。


低速飛行

水平飛行後は低速飛行をしてみる、トリムライザーを低速側に調整してみる。
トリムは軽く調整できるので飛行中の操作が簡単だ。
低速性能は良く失速特性も良くわかりやすい、
ブレークコードを引いていくと明確に重さが増していくので失速への警告を感じられる。
高度も上がったのでアイドリングにしてみると滑空比の良さが感じられる、
低速飛行のトリム位置なのだが一般のグライダーよりは早い感じがする。
それでいて沈下率も少ないので向かい風に強いグライダーだと感じる。
そのためにエンジンの回転数が低くても水平飛行できてしまう。



サーマル

サーマルソアリングをしてみる、小さいサーマルが有るのでセンタリングを始める、
とても簡単にセンタリングができてしまう。
旋回性が良くコーディネートされた旋回が自動的に行われて、
沈下が少ないのでコントロールしやすい。旋回する事が楽しい機体だ。
少し強いサーマルになってきたので、ハイバンクで回してみる。
これまた外翼が安定していて、ほとんど調整の必要が無いほどだ。
外翼を微調し始めたら、どんどん上昇していくバンク調整がとてもしやすい機体なのだ。
これなら十分にエンジンカットでのソアリングが楽しめる。


高速飛行

元々アクションの後継機なので最大速度は60km/hだ。
トリムをハイスピードにセットするだけで十分早い、
一緒に飛んでいる他のPPGにどんどん追い付いていく。
さらにアクセルを踏んでいくと風の音が変わって、ラインの風切り音がめだってくる。
最大速度にするともうハンググライダーの領域に入る、
ハングで言えば中級クラスと飛びまわれる速度だ。
もう隣のPPGはバックして飛んでいるように見える、
私のReActionが隣のPPGに比べて速度差が大きいために起きる目の錯覚だった。
最大速度60km/hで飛行中でも十分サーマルに対応できる安定性なので、とても安心だった。


安全性

リアクションの優れたところは、高速飛行の安全性を有していながら、
簡単なライズアップと低速飛行も両立しているので、
リッジソアリングからサーマルソアリングまで、
多くの人に安定したPPGフライトが楽しんでもらえそうだ。
エンジンを使わない山でのフライトにも高性能を発揮してソアリングできる。
そんな性能を有しながら最も安全なスタンダード規格を取得しているので、
多くのフライヤーにとって楽しめる機体だ。


クロスカントリー飛行

クロスカントリー飛行などの場合は長時間飛行になるので気象状態が変化していく、
その変化に十分対応できるグライダーが必要なのだ。
私は2回の世界選手権で、この性能に何度も救われた。
高速飛行を要求されるタスクでは、フルアクセル、フルトリムで
強力なサーマルを突き抜けていかなければならなかったので、
当然潰れそうな迎い角に何度も入いるのだが余裕を持って通過できたのだ。

これは極端な例だと思うが、一般的なXCでもこれに近いサーマルに出会う事はよくあり、
その時にどれだけ安全のマージンを持っているかが、とても重要な事になる。
これからXCを楽しみたければ、速度範囲の広いリフレックスウイングが良いだろう。
ReActionはまさにPPGの楽しみを格段に広げてくれるグライダーに成長した。


カラーリング

Gobi           Maui         Kalahari         Tibet
      ゴビ          マウイ        カラハリ         チベット


ReAction TST

Size
 S-25
M-27
L-29
XL-31
AFNOR/CEN
Performance
Standard/
Performance
Standard/
Performance
Performance
セル数
33/65+V
33/65+V
33/65+V
33/65+V
面積 (flat) [m2]
25,77
27,81
29,80
31,92
面積 (projected) [m2]
22,82
24,63
26,39
28,27
スパン (flat) [m]
11,83
12,29
12,72
13,17
スパン (projected) [m]
9,82
10,20
10,56
10,93
アスペクト比 (flat/projected)
 5,43/4,23
沈下率 [m/s]
min = 1,1; trim= 1,5-2; max = 3,1
速度 [km/h]
min = 23; trim = 42-46; max = 60
Weight ranges [kg]
65-90
80-105
95-125
115-140




ReActionはポーランドのナショナルチームが使用しています。
ナショナルカラー スペシャルバージョン


ReAction in 北海道








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