PLASMA 


ハイパホーマンス リフレックス


次の世界選手権を目指して開発されたハイパホーマンスコンペモデル
Dudekの技術陣が次のステップへ挑戦しする、最新モデル。
多くのコンペパイロットが経験をフィードバックして完成したPlasma

リフレックスウイングの安定性で、高速飛行のMAXを67km/hまで引き上げた。
さらに滑空比の向上を融合した斬新なグライダーとなった。



Plasma M フライトイプレッション
by Ryoya I.
構造と品質管理
キャノピーはカーブしたカットのエアインテークでリーディングエッジの成形を整えている。
リフレッスウイングでコンペ用のハイスパンモデルとしては安定性が高く、
トータルパホーマンスは高性能を発揮している。

構造はスパン方向にテーピングして、リブは斜めリブを配置して翼の剛性を強化しているが、
軽量に作られている。
デューデック社のグライダー生産で培った技術で品質管理が行き届いている。
パラバッグにはクイックバッグも内蔵されていて、細部まで細やかな気配りを感じる。


ライズアップはほとんど気になる癖は無い、かえってコンペモデルなのに楽になった気がする、
無風時でもテイクオフしやすくなっている。
キャノピーが上がったら自立安定の強い滑空が始まるので推力を増すだけで、
自動的に離陸するような感覚だ。



低速飛行
離陸時はマークされたトリムで行うが、水平飛行後は低速飛行をしてみる、
トリムライザーを低速側に調整してみる。

低速性能は良く失速特性も良くわかりやすい、
スパンが長いのでブレークコード操作での微調整が必要だが、
安定した風だったら手放しでOKだ。

高度も上がったのでアイドリングにしてみると滑空比の良さに驚かされる、
低速飛行のトリム位置なのだが一般のグライダーよりは早い。
サーマルに当たると滑るように上昇する、抵抗が少ない事を感じる。
そのためにエンジンの回転数が500rpmも少なくて水平飛行できてしまう。



高速飛行
ReActionの上級機なので最大速度は67km/hに上がっている。
トリムをハイスピードにセットし、さらにアクセルを踏んでいくと風を切る音がするが、
ReActionよりも小さい風切り音になった気がする。安定性はすばらしい、
少々のサーマルだったら気にしないで最大速度を維持できる。


今までに無かった事が起きた、顔に何かが飛んでくるのだ。それも痛くて驚いた。
実は自分の足に付いていた砂が飛んで顔に当たっていたのだ、
こんなに痛かったはずはないと改めて最大速度の向上に驚かされた飛行だった。
もうこれからはゴーグルしないと飛べないなあと、妙に納得してしまった。


高速飛行時はチップステアリンググリップで旋回する、
ライザーに小さなブレークコードが付いている。

少し引くと素直に旋回が始まる、
高速飛行なので小回りの必要は無いので方向修正に使用するととても楽だ。
これはReActionにも取り付けられている、高速飛行の必需品だ。

まだまだ、奥の深い機体なのでまた機会を見てレポートいたします。



Plasma PV技術資料
Size
  XS-22
S-25
M-26.5
L-28
Certification
  -
-
-
-
セル数
70
70
70
70
面積 (flat) [m2]
22
25
26.5
28
面積 (projected) [m2]
19.14
21.75
23.05
24.36
スパン (flat) [m]
11.39
12.14
12.50
12.85
スパン (projected) [m]
  9.3
9.91
10.20
10.49
アスペクト比 (flat/projected)
5.90/4.52
沈下率 [m/s]
min = 1.0 ; trim= 1.2-1.8 ; max = 3.0
速度 [km/h]
min = 24 ; trim = 39-50 ; max = 67
Weight ranges [kg]
  55-75
70-95
80-105
90-120
Plasma PVが発売されました。
テストパイロットのパスカルバレリーがチューナップし、
ヨーロッパ選手権でクローバーリーフで新記録を作りました。
軽量なクロスを使って運動性をさらに向上しました。


Plasma PVユーザーからの写真とレポートです。 photo by Simano

御世話になっております 北海道の島野です
プラズマpv購入後、20時間程乗りました。
 当初、立上げや機速に戸惑いましたが、現在は非常に良い機体として楽しんでおります
 最高速度がフォローGPS計測で対地 85kmをマークしながら超安定飛行するのは驚きまし
た。
 地面撮りですが、画像を添付致しますのでバンク時等の機体状態を確認してください。
 
 当初はダコタスポーツの方が切れ味鋭く感じていたのですが、乗りこなしてくると
プラズマpvの方がずっとパイロットのヒューマンエラーに寛大である事に気がつきます。
 パワーループのテンション抜け等、ダコタでは翼が折れる際にもプラズマはしっかりと粘ってく
れます。
何よりも全体的なバランスとトータル性能では今まで乗ってきたどのグライダーよりも飛びぬけ
ている機体です。
 (ベアフット〜地上スレスレ〜スパイラルで上昇)でも硬い翼はしっかりと粘ります。(画像 
00001)
 まだまた奥が深そうな機体ですので楽しみです。
いつか編隊飛行出来る事を楽しみに待っています。
 
 






Ryoya Igarashi <ryoya@seagreen.ocn.ne.jp> wrote:
すばらしい写真をありがとうございます。
クイックに旋回できる様子が良く解りますね。
調子良いようですね、私もPlasma PV Sサイズが届きました。
今度は一緒に飛んで、写真を撮りたいです。
 五十嵐




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