AGAMA



このシステムは着水事故に対応するために、
フライトシステムが開発した技術で沖縄でテストが行われました。
現在はニルバナ社やPER IL VOLO社が製品化して世界中で使用されています。

パラモーターは海岸や河川の近くを飛行するために、着水事故が多発しました。
着水すると、パラグライダーのラインがパイロットにからみ付き、
泳ぐ事ができなくなり溺死します。
フロートシステムは必ず装備して飛行する事が、現在はルールとなっています。


取り付け方法
写真のように先端の両方のベルクロで水面よりも下に位置する
プロペラガードフレームに取り付けます。
フロートの下部を水面下に取り付ける事で、浮力が発生します。
もし水面よりも上にフロートが開いても浮力は発生しません。 
中間のベルクロは肩の後ろのフレームに取り付けます。
また、着水した時にAGAMAアガマシステム内部のボンベ下部の
水分センサーが水中に入る位置に取り付ける事が必要です。
もしセンサーが水中に入らなかった場合、フロートは自動膨張をしません。

また、膨張するフロートにとって、フレームやパイロットが障害となる場合があります。
十分に検討した位置に取り付けてください。
フロートは折り曲げないで緩やかなカーブを描くように取り付けてください、
急激に折り曲げた所で膨張が止まってしまいます、
もし膨張が止まってしまったら障害となる部分を解除してください。
また、マフラーやエンジンの振動や高温になる部分から十分に離して取り付けてください。

NIRVANAへの取り付けはメインスイッチに干渉しないように間隔を取って取り付けてください。
また、パラシュートなどにも干渉しないように取り付けてください。




AGAMAシステムの性能と保証
このアガマシステムは緊急時に着水したパイロットの顔を水面上に浮上させて、
呼吸を短時間確保する事を目的としています。 
したがって、パイロットの上半身が水上に出るほどの浮力は発生しません。
もう一つライフジャケットを装備する事で、さらなる安全性が高まりますので、
安全対策をダブルにする事を推奨いたします。
アガマシステムを装備しても水上の飛行は大変危険です、
必ず安全な飛行コースを飛びましょう。

このアガマシステムの保証とは出荷時の性能を保証している物で、
使用後の劣化を保証するものではありません。
したがって毎回使用の前の始業点検を行い異常の無い事を確認して、
使用者の責任において使用して下さい。

点検とメンテナンス
内部の炭酸ガスボンベは取り付けが緩んでいると、
膨張時にガスが漏れてフロートが開かなくなります。
ボンベの交換は3年に一度を目安に行って下さい。
アガマシステムの保管は直射日光の当たらない、湿度の低い所に保管して下さい。
特に振動が多いパラモーターに装備していると、
センサーの部分が粉砕してしまう可能性があります。
フロートの耐用年数は保管状態によりますまで、出荷時の初期性能だけを保障いたします。
取り付け方法や点検を十分に行ってください。
さらに詳しい説明はアガマシステム内部に英文の説明が入っています、
参考にして下さい。
安全なPPG飛行を楽しめる様に願っています。



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