世界選手権レポート
2022 in ブラジル

コロナ以後の大会
結果とレポートを御覧ください
ほぼ半数はDudekグライダーを使用しています。


4年間の休止期間を経て、第11回パラモーター世界選手権が
ブラジルで開催されました。残念ながら、今回はポーランド代
表チームの参加がありませんでした。それにもかかわらず、
ポーランドはパラグライダーによって代表され、多くのパイロッ
トが素晴らしい成績を収めるのに役立ちました。

最も権威のある PF1 カテゴリーでは、1位がパスコワール ビ
ヨンド イタリアチーム、2位シリル プラントン 3位が私たちの
側近であるジャンエミール ウルハとなりました。
どちらもフランス代表であり、ワープス 2 の参加者でもあ
ります。おめでとうございます!

シリル プラントン

以下に、貴重なパヴェウ 'ロジャック' コザルシェフスキによる
いくつかの興味深い統計を示します。彼は統計を作成しただけ
でなく、不器用な主催者の代わりにまず自分自身でデータを
収集しました。(いつものように、そう言わずにはいられません
が)世界中から集まった競技者のほぼ半数がDudekのキャ
ノピーで飛ぶことを選んだの
は嬉しいことです。





以下は個々のモデルの分布を示すグラフです。
最も人気のあるのは、チャンピオンシップ開始のわずか数日
前に初公開された新しい Warpであることが判明し、僅差で
Snake 1.2 が続きました。


レポーターはパウエル ロジャックです。

詳細については、Pawel の FB プロフィールを
ご覧ください:
https://www.facebook.com/lojakpl/










2018 in タイ
The 10th World Paramotor Championship


The World Paramotor Championship (WPC) is the biggest Paramotor
competition sanctioned by FAI.
Best pilots from all over the world will come to contest for the title of 'The
World Champion'. This year,
Thailand has been chosen to host the event at Pasak Jolasid Dam in
Lopburi.

The event starts on 30 April 2018 and comprises with the following
categories

PF1 - Paragliding Control / Foot-launched / Flown Solo
PF1f - Paragliding Control / Foot-launched / Flown Solo (Female)
PL1 - Paragliding Control / Landplane (trike) / Flown Solo
PL2 - Paragliding Control / Landplane (trike) / Flown with two persons
(pilot/navigator)



Programme Dates 2018

Training, aircraft inspection, registration Friday 27 April - Sunday 29 April

Opening ceremony Monday 30 April 2018

First competition briefing Monday 30 April 2018

Contest flying days Tuesday 1 May - Saturday 5 May

Closing ceremony, prize-giving Sunday 6 May 2018




PWC2018

今回の世界選手権は日本から4名参加した

五十嵐
中谷
新谷
野村

エンジンを飛行機で輸送する

、最後まで心配であった。
タイのナショナルクラブRASATからは、
エンジンの輸送のサポートが有ると聞いていたが何も無かった。
オーバーチャージはしっかり取られた。
30kgまでだったので50kgの私は7万円くらい払った。
帰りのオーバーチャージが心配だ。

さらに、中身を確認すると言われた時に自分で梱包を開き始めた人がいて、
私はあわてた、梱包を開いてしまったら必ずガソリン臭いはずなので、
成田の係員に臭いと言われたら終わってしまう。
しかし梱包を開き終わらないうちにタイ国際航空の係員が来て、
了承してくれて、乗せられた。
これには正直助かったと思った。

エンジンを飛行機には乗せられないルールなので、
そこをクリアするのは、タイ国際航空に世界選手権大会でタイの航空協会から
の招待で行くのだと説明した文章を提示していたが効果が有ったのか、
了承してくれた。

何とか、タイに到着、レンタカーを受け取り北へ3時間の道を走るが、
すぐに渋滞につかまる。
何時間かのろのろ運転で、到着したのは夜10時くらいになった。

練習日が始まる

すでに飛び回っているのはフランスチーム、随分余裕のよう見える。
おそらく事前にタスクフライトを十分行っているようだ。
チェコやポーランドは荷物が届かず、練習できない状態のようだ。
日本チームはオーバーチャージのおかげで、飛べることになる。

今回は昨年のテストイベントで痛い目にあったオイルを送っ
ておいたので、
エンジントラブルは無かった。
まあまあのコンデションでテストフライトしていたが、
暑さと辛い食べ物で開会式ころには体重が減り始める、
お腹も痛くなったりして。さすがにタイだ

開会式

各国から一名ずつデモパイロットがフライトする、
連なって飛ぶと壮観だ。
さすがに腕に自身のあるパイロット達なのでそれなりに編隊が組めるが、
所々チョットなあと言う感じのパイロットもいる。
うまい連中は余裕が有る、
特に先頭のタイの女性パイロットはヘルメットに猫耳付けて光っていた。

盛大な開会式も終わり、最初のブリーフィングが始まる。


最初のタスクはエイトスラローム

しかし、そのタスク開始のために待機飛行中に中谷さんが墜落。
テイクオフ順番を待っていたので、他のパイロットは気が付かなかった。
しばらくしたら、日本人が落ちたと言い出したので、探すが見つからず。
すでにスタッフがレスキューして病院に行ったとのこと。
最悪の事態ではないと言うのでタスクは続けられた。

しかし、私は痛恨のミスキックして、最低のスタートとなる。
中谷さんの病院に行って見ると、
レントゲンを撮ってお医者さんが大きい病院への移動を連絡していた。
圧迫骨折のようだが、次の日にはコルセットしてホテルに帰ってきていた。
ホテルではロボコッブが帰ってきたともっぱらの噂になっていた、
本当に強靭な人だ。


次は、ナビゲーションタスク

最初は順調だったのに、なぜか農道みたいな車も走らないような道で迷ってし
まう、やはりジャングル恐怖症にかかっているのか、
森を見るとコブラが怖いのか、迷子になる。
迷子はまっすぐ帰るしかなくタスク終了。

次から次とミスは続き、エスティメートナビタスクはめがね(老眼鏡)を忘れて地図
が見えない、ピュアエコノミータスクの準備をしていたのに、
ナビゲーションタスクになって準備を間違えた。
練習タスクまでは完璧だったのに。

ロングタスクを予定していたようだが、
毎日午後はサンダーストームが来るので飛べなくなる。
恐ろしいほどの気温なので誰も気温何度などとは聞かないし話さない。
ひたら氷水を飲みまくり、死なないようにする。
何時間も飛んでいたら干からびて死んでしまいそうだ。


唯一良かったのは、

エコノミーディスタンスタスクで1位を取ったこと。
2kgのガソリンで何キロ飛べるかの競技
最初はタンデムトライクが3kmの周回コースを飛び始める
次にフットランチがスタート
同時に100機が会場を飛び回るので、観客からは綺麗に見えたと思う。
最初はコースが混んでいて、追い越していくトライにビビリながら飛んでいたが、
後半はいつものメンバーになる。
アレックスとマリーが頑張っている。
最後の方になると互いに顔見知りばかりになるので、飛びやすくなる。
最後は意地の張り合いで、互いに相手がどこに降りるのかをじっと見ている。
いよいよ、限界が近ずいてくると、計算が必要になる、
次の着陸場まで残りのガソリンで行けるのか、
風向きはどうか。あと何分飛べるのか?
色々心配して、無理の無い着陸地を選ぶ。
結果は1位。
隣のテントのインドネシアチームに、日本人はすごいと言われてうれしかった。


まあ、
私はすべてが準備不足と言うか準備すべき事が理解できていなかったと言うこ
とでした。
世界選手権は毎回進化していて、
追いつくのがやっとなのでもっとヨーロッパのタスクをこなしていないとと痛感さ
せられた。

またの機会のために準備しようと思います。

五十嵐

世界選手権2018 エコノミーディスタンスで一位を獲得しました
Miniplane XL + Hadron XX 17で 2kgのガソリンで約75km飛行しました。




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