RODEO
Nirvana RODEO115,125
今回、紹介するのはNirvana社が製作したRODEO115(チェコ製)である。
イタリア製シモニーニMINI2PLUSエンジンを搭載するユニットだ。
シモニーニエンジンはパワーが有ることでは有名だが、
エギゾーストマフラーは溶接部に欠陥が有り、排気音もかん高く問題が有った。
Nirvana社はマフラーを自社製に交換するなど改良を重ね、
キャブレターもノーマルから日本仕様のものに交換し、販売を開始した。
今回来日したNirvanaのディレクターPavelは、
毎回コンポジットケースからエンジンを取り出して組み立て、
フライトが終われば、またブレークダウンしてケースに収納していた。
組み立てに3分。ブレークダウンに3分という所か。
コンポジットに上手くマウントされたシモニーニエンジン、二つ折りのカーボンペラ、
革新的なLEXX-Rハーネスなどが標準装備されている。
【LEXX-Rハーネス】
昨年からNirvanaに装備されているLEXX-Rハーネスは、
両脇に可変のスチール製バーが装備されハーネスの圧迫感が解消される為、
長時間のフライトにもストレスが無く、快適なフライトを可能にしている。
また、肩吊りハーネスに有りがちなランディング時のユニット重量による反り返りも解消され、
フライト時の反転トルクの軽減にも効果を発揮している。
LEXX-Rハーネスには、燃料の残量を確認出来る鏡やエンジンの振動を吸収する
エアバッグも標準装備されている。
RODEOを試乗してみる。
標準装備されたトランスポートバッグからコンポジットエンジンを取り出し、
フレームバックからアルミニュームプロペラガードを取り出し、
コンポジットエンジンにセットする。
二つ折りのカーボンプロペラをリダクションプーリーに6本のボルトで固定する。
組み上げたユニットを背負う。背負った状態で、左手でガソリンポンプを数回押す。
セルスイッチを押すと簡単にエンジンは始動した。
バッテリーは自動充電されているので安心だ。少し暖気運転をし、エンジンを吹かしてみる。
エンジンの吹き上がりにムラは無い。
Nirvanaから販売されているMASTERでテイクオフする。
ちなみに、MASTERは昨年新しく発売されたパラモーター用グライダーで、
ドイツ・チェコ選手権と日本のMPG選手権を制した最速スピード67km/h のグライダーである。
今回試乗するRODEO115は最大推力75kgのユニットだが、大出力ユニットにありがちな
反転トルクも、LEXX-Rハーネスを使用することにより解消されている。
エンジンの吹き上がりもとてもマイルドなセッティングがされていて、
アクセルワークがシビアでは無くとても扱い易い。
装備されたNirvana専用マフラーは、排気音もとても静かだ。
これならパラモーターの一番懸念される騒音問題もクリア出来るだろう。
低空飛行にトライしても、安定したアクセルワークで飛行が可能だ。
エンジンの特性に慣れてきたので、フルパワーを試してみる。5分で高度1500mに達した。
凄いパワーだ。そのパワーに感動さえ覚える。
今回は試さなかったが、タンデムでも快適なフライトを堪能出来るだろう。
技術資料
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RODEO115
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RODEO125
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エンジン名
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Simonini200cc 単気筒, 空冷2サイクル
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エンジン性能
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27 hp 6500rpm
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推力 (KG.)
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± 75kg
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±80kg
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始動方法
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自己充電電動スターター、リコイル付き、
チョークシステム付き
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外部電源
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外部電源出力コネクター付き
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回転計
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オプション
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プロペラガード
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アルミフレーム4分割
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本体フレーム
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グラスファイバーコンポジットボディー
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キャブレター
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WALBRO
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カーボンプロペラ標準装備
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115cm
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125cm
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搭載燃料
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プラスチック P.V.C. タンク, 10 リットル
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減速比
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1 / 2.4
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減速方法
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ベルトリダクション
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ガソリン/オイル混合比
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無鉛ガソリン/CastrolTTS 60:1
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飛行時間
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約3時間
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重量 (ハーネス込み)
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約30 Kg.
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最大パイロット体重
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135 Kg
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飛行総重量と飛行時間
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パイロットの技量、グライダーサイズ、空気密度、
等によります。
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ハーネス
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クイックバックル式
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ユニット寸法(cm)
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130x130x45
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140x140x45
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分割寸法(cm)
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70x40x40 70x70x40
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70x40x40 75x75x40
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トランスポートバッグ
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プロペラカバー、キャリアー付きバッグ フロントレスキュー
コンテナシステム 標準装備
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